にきびの原因となるアクネ菌ですが、ニキビの原因となるために忌み嫌われてしまいがちですが、実はお肌にはとてもいいことをしてくれるんです。
いわゆる「善玉アクネ菌」のえさは皮脂です。皮脂を食べグリセリンと弱酸性の脂肪酸とに分解します。
これらは保湿性の高い弱酸性クリームと同じ成分です。
洗い過ぎで皮脂が無くなると、アクネ菌は分解するものが無くなって
肌が乾燥し過ぎたりもしますから、適度なアクネ菌を肌に保持しておくことはお肌にもとてもいいといわれます。
ただ「菌」ですから、皮脂が増えてしまうなど、¥繁殖しやすい環境を作ってしまうと、にきび(=アクネ)として現れてしまいます。
思春期のにきびは成長ホルモンが原因といわれます。
思春期という成長期に出来ること、また春から秋の暖かい時期に出来やすいのはこれが理由です。
大人にきびの場合は少し様子が違います。肌の質にもよりますが、一番良く起きると言われるのは、ホルモンバランスの崩れによるもの。
不規則な生活、睡眠不足、食生活の乱れ、ストレス、このような要因でホルモンバランスが崩れて男性ホルモンの分泌が起き、皮脂の分泌が増え、大人にきびを作るといわれます。
ホルモンのことでいえば、生理の前後にも出来る方もおられます。
また、使っているシャンプーや洗顔料などが肌に合わない場合や、
紫外線を受けても大人にきびができることがあります。
これらの場合、シャンプーの使用を止めたり、紫外線対策をすれば
大人にきびは軽減されますが、生活習慣や環境を改善するのは一苦労です。